初恋
島崎藤村 初恋
まだあげ初(そ)めし前髪(まへがみ)の
林檎(りんご)のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛(はなぐし)の
花ある君と思ひけり
やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅(うすくれなゐ)の秋の実に
人こひ初めしはじめなり
わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情(なさけ)に酌(く)みしかな
林檎畑の樹(こ)の下(した)に
おのづからなる細道は
誰(た)が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ
(現代語訳はコチラ)
最後の部分の解釈.
「わざといたずらっぽく聞く」もかわいいのですが,
①天然ボケの彼女が,
「本当にわからなくて聞いた」
②かまととの彼女が,
「本当にわからない振りをして真顔で聞いた」
(「かまぼこは,おととでできているの?」ってやつですね)
というのもかわいくはないですか?
村下孝蔵 初恋
(ようつべ)
あ
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