« 博士の愛した数式 | トップページ | パン屋さん »

2006年2月20日 (月曜日)

薬育2

        025426200000

今日の読書は『世にも美しい数学入門』です.

昨日ご紹介した『博士の愛した数式』を書いた小川洋子さんと,

お茶の水女子大の数学教授であり

エッセイストでもある藤原正彦さんの対談集です.

あまり数式は出てきません.

歴史上の数学者の恋愛とか興味深いエピソードを交えながら,

数学の美しさを語ってくれています.

『博士の愛した数式』を読んだ後に読まれることをお勧めします.

 

先週土曜日の「世界一受けたい授業」薬育が取り上げられていました.

(このブログでも以前話題にしました コチラ

薬が投与されてから排泄されるまでの流れ,

薬の選び方,副作用,保存法,食間服用の正しい意味などが

解説されていました.

Q&Aを見ていて,

処方する側にとっては当たり前のことでも

患者さんが誤解してしまうポイントに改めて気づき,

勉強になりました.

薬育……

医師の誤った処方により消えていった素晴らしい薬が

いくつかあります.

例えば整腸剤キノホルム.

適用疾患が限定された,長期常用してはいけない薬なのに,

何にでも効く下痢止めという安易な使い方をして

薬害スモンが起きました.

帯状疱疹治療薬であるソリブジン.

帯状疱疹は,患者さんの免疫力が低下したときにヘルペスウィルスが増殖し,

皮膚に帯のように水膨れができるとても辛い病気です.

ソリブジンはこの帯状疱疹の新薬として開発されました.

この病気に苦しむ多くの患者さんが待ち望んでいました.

内服で使用でき,既存の抗ウィルス剤よりも切れ味が良く,

1日の服用量が少なくて済む利便性もありました.

ところがフルオロウラシル系抗がん剤との薬物相互作用で

死亡してしまうという悲劇を起こしました.

添付文書には,

その薬の飲み合わせは危険であるということが

きちんと書かれてあったのです.

 

以前も書きましたが薬は逆から読むとリスク.

正しく服用しなければ,

いつでも危険と隣り合わせなのです.

|

« 博士の愛した数式 | トップページ | パン屋さん »

コメント

帯状疱疹って、美智子様がなった病気ですよね。
病気や怪我は、なった人にしか分からないものですよね。
薬なんて、普通人は気にしないものですよね。
腹痛は何でも正露丸っていうおばさん、多いですよね。あれは、下痢止めぢゃあ!
前に、腰が痛くて正露丸腰に貼ったという話しを聞いたことがあります。それは違うだろ・・・。

投稿: 茶菜子 | 2006年2月20日 (月曜日) 20:48

うちのダンナは院外薬局で
「ワーファリン手帳」というやつを貰ってきました。
ワーファリンのお世話になる人が貰うものらしいです。
食事での注意点などが書いてありますが、
ダンナに付き合うと血液ドロドロになりそうなので、
納豆を一人で食べることになってしまいました。
緑黄色野菜の食べすぎもダメとは…。

投稿: やな | 2006年2月20日 (月曜日) 22:01

薬は飲み方次第ですね

投稿: bakeneko | 2006年2月20日 (月曜日) 22:03

>茶菜子さん

頭痛の時に正露丸をこめかみに貼る人もいます。
(梅干しを貼る人もいますね)
本人が「それで治る!」と言うのなら、
体に害がない限り止めませんけどね。

>やなさん

ワーファリンは血液凝固阻止剤ですね。
体が出血しやすい状態になりますので、
服用には他の薬以上に注意が必要です。
アルコールは厳禁。
喫煙は……言わずもがなですね(笑)
納豆、クロレラ、青汁等
ビタミンK(血液凝固作用あり)が多く含まれている食品は
ワーファリンの作用を弱めてしまいます。
緑黄色野菜は確かにビタミンKが含まれているのですが、
通常食べる量では問題は生じにくいです。
バランスの良い食生活のために
適量は摂取しないとだめですね。

>bakenekoさん

本当にそうです。
開発までに20年以上の歳月が費やされて、
患者さんも待ち望んでいたのに、
処方のミス、服用のミスで消えていってしまうのは、
悲しいことです。

投稿: Ginkgo | 2006年2月21日 (火曜日) 08:17

ヘルペと正しくソリブジンなど書かれてあったのです
ウィルスと、興味深い薬害スモンとか飲み合わせは
小太郎は、博士とかなりました
良くコチラなど見ていて
歴史と副作用などを開発しなかったよ。


投稿: BlogPetの小太郎 | 2006年2月21日 (火曜日) 09:53

昨日軽い膀胱炎気味だったので、H16年に処方された薬を飲んだ私って・・・・・(苦笑)←それも、飲んだあと気づく
でも、症状が改善されたようなので、一応効いていたのかと^^;

投稿: nino | 2006年2月21日 (火曜日) 13:17

「喫煙は……言わずもがな」というところを
何度も声を出して読んでやりました。
「♪とんでとんで…」(円広志の一発芸)などと
歌って誤魔化しています。
毎日お題目のように唱えようと思いました。

投稿: やな | 2006年2月21日 (火曜日) 22:49

>ninoさん

抗炎症薬か抗生物質ですかね?
最長で25ヶ月前ですか。
何事もなくて良かったですね(汗)
薬局で処方される薬の使用期限は
渡された日数分までが原則です。
保管状態が良くても、
錠剤で1年ぐらいですかね。

>やなさん

今度喫煙がいかに体に悪いかというファイルを
ブログでご紹介しますね(笑)
「酒は百薬の長、煙草は百害あって一利なし」
「二日酔いは一晩で直るが、肺ガンは治らない」
(もちろんひどい詭弁(笑))
と言い切る大酒のみのワタシです。
愛煙家に刺されそうですね。

投稿: Ginkgo | 2006年2月22日 (水曜日) 08:26

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/120630/8733340

この記事へのトラックバック一覧です: 薬育2:

« 博士の愛した数式 | トップページ | パン屋さん »